「コロナ禍の1年を振り返って」
- 2021年04月07日
- マレーシア情報
コロナ後の一年を振り返り、近況を含めご報告をさせていただきます。まずはブログの掲載がご無沙汰となってしまった事をお詫び申し上げます。
話は昨年春に遡りますが、マレーシアでの最初のロックダウンが始まった、昨年(2020年)の3/18時点には、私はマレーシア・クアラルンプールに滞在中でした。マレーシアでのロックダウンは2020年の3/16に突如として全国民向けに発表され、そのわずか2日後の3/18には現地でのロックダウンが開始されています。
その当時マレーシア国内での感染者数は日本よりも少なく(国全体で500名程度)、日本ほど切迫した状況ではありませんでした。前触れもなく2日後にロックダウンを行なうと聞かされても当時はピンと来なく、どうせのんびりとしたマレーシア政府のやる事なので、多分ゆるゆるの形だろうと斜に構えていました。 しかしながら、蓋を開けるとマレーシアでのロックダウンは一夜で生活&景色を一変させるような強烈な内容でした。レストランやショッピングモールを含めた営業は基本全て停止(テイクアウトと生活必需品の販売を除く)、ゴルフ場やレジャー施設も全面閉鎖で、自分の家から外に出る事も間々ならない生活になりました。
日本国内での形だけ&ゆるゆるの緊急事態宣言とは完全に異なり、車で自宅から出ようとすると道路ではロードブロックがあり警察の検問もあります(違反者は即罰金)。当初、自分は4月までクアラルンプールに滞在予定で、既に現地でのアポも多く入れていましたが、まさかそのような状況になるとは予想していませんでした。その当時、日本では海外からの帰国&渡航者に対し、ホテル隔離を含めまだ何の措置も取られておらず、フリーパス状態でしたので、もう少し様子を見ながらマレーシアに残る選択肢も考えましたが、利用者減による日本へ戻る飛行機/フライトが無くなる懸念もあったので、急きょ予定を変更し3月20日のANA便/成田経由で札幌に戻って来ました。3/20に成田に着いた際の空港での入国は、完全ノーチェックで危機感のかけらもなく、こんなフリーパス状態で日本は大丈夫なのかと逆に心配になったのを覚えています。
自分の仕事はマレーシアと海外を行き来する方があって成り立つ内容なので、昨年の業務は皆さまのご想像のとおり、手足を縛られた状況の一年でした。幸い時間だけはあったので、過去やってみよう&訪れてみようと思いながら見合わせていた多くの事も経験することが出来ました (プライベートでは、スノーゴルフや筋トレ目的も兼ねたスキーやスノーボードも約30年ぶりに再開)。中途半端な気持ちで始めた訳ではない現在の業務を簡単にやめる事はしませんが、内容をある程度見直していく事は避けられず、何をすべきか試行錯誤の一年でした。業界全体として厳しい状況がしばらく続くと思いますが、不平や不満を言うことなく、これも与えられた運命と捉え受け入れていこうと思っています。