ゴルフコース国際間提携のメリット
- 2018年10月17日
- その他
過去はあまり注目されていなかった北海道&日本へのインバウンド観光客も、ここ数年は躍進とともに大きな脚光を浴び、今や北海道をはじめ日本全体のホテルや観光業を牽引する大きな要素に変化しています。その一方で、世界でも稀有な魅力を持っている北海道&日本のゴルフコースでの海外客の取り込みは、まだこれからの状況です。
日本のゴルフコースは過去、日本独自のスタイルや文化で運営されて来た背景があるため、イメージしずらい環境にありますが、アジアや世界の名門コースでは主流となっているゴルフコースの国際間提携は、コース及びメンバー双方にとって多くのメリットがあり、世界では広く利用されています。
マレーシアのほか、オーストラリア、香港、シンガポール、タイを含め、海外の名門コースで広く普及しているこのシステムは、インバウンドゴルフに不慣れな日本のコースでも取り組みやすい手段のひとつで、質の良い多くの海外ゴルファーに直接アクセスできる手法のため、海外ゴルフ客の受け入れに不慣れな日本のコースにとってのテストマーケティングの場としても取り組みやすいモデルのひとつです。
北海道のコースでもこの提携システムを通じ年600プレー以上を対応しているコースもあり、当社および提携先のYokoso Travel Sdn Bhdでは長年に渡ってそのオペレーションや課題の対応にも携わって来ました。
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「ゴルフコース国際間提携の主なメリット」
■メリット➀ ~メンバー/会員様の満足度が大きく向上
提携関係を持つ事により、メンバーは海外提携先の名門コースを驚くほど安い提携料金でプレー出来ます。
冬期間クローズがある北海道では、海外でプレーされる方も多く、この提携プレー料金はメンバー様への大きなメリット(特典)となります。既に提携関係を持っているコース内では、メンバー様からの評価がとても高く、会員の満足度やコース価値の大きな向上に繋がっています。
■メリット➁ ~新たな会員権販売のチャンスが広がる
提携プレー料金のメリットが大きいため、この権利を享受したい理由で、新規に会員権を購入される方も増えています。自分の知っている限りでも、東京ほか札幌以外の在住者を含め20名以上の方が、上記の理由で会員権を新規購入されています。
■メリット➂ ~将来の国際化/海外インバウンドゴルフ受入れの準備や下地造りにも最適なモデルとなる
マレーシアはイギリス仕込みのゴルフ文化が浸透しているため、現地メンバーのゴルフマナーやレベルも高い国です。また、マレーシアの現地メンバー数はアジアでもトップクラスに多く、イギリス仕込みのゴルフ文化が定着しているため、ゴルフルールやマナーの意識も高く、親日国で富裕層も多いメンバー層に直接アクセス出来る道が作れます。日本以上にメンバーシップの普及度が高いため(各コースともに会員数が2000~5000名と多くメンバー中心の運営で、ビジターは一切プレー出来ないコースも多い)、インバウンドゴルフ受入れのテストマーケティングとしても最適なモデルとなります。
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