外国人でも購入可能
マレーシアでは、外国人に対して開放的な不動産規制を取っています。
現状では住宅に関して、RM100万以上の物件であれば、何戸でも取得でき外国人の名前で登記が出来ます(州政府の合意取得は必要です)。また、マレーシアでは相続税/贈与税/住民税がありません。
日本では考えにくいと思いますが、右肩上がりにあるマレーシアの不動産市場では、立地がよく、人気の高い物件は、中古でも価格が上昇しています。
滞在ビザの件
現地に滞在するビザ(MM2H、就労ビザ等)が無くても物件取得は出来ますが、ビザがある方が銀行ローンも組みやすく、掛け目も上がる傾向にあります。
マレーシアで資産運用や投資を考える方にはMM2Hビザの取得をお勧めしています。ビザは住む為だけのものでなく、資産運用や子供の教育を含め色々な道を開くことにもなります。
購入に関する手数料
不動産仲介手数料が購入金額の3%、購入時の印紙税が購入価格の1~3%、弁護士手数料が物件の値段により物件価格の0.4~1.0%。マレーシアでは権利関係のトラブルもあるため、売買する場合には弁護士費用がある程度掛かっても必ず弁護士は使うべきです(特に中古物件)。
開発業者により品質がまちまち
物件の品質にかなり差がありますので、大手で評判の良い開発業者を選ぶ事が大切です。名も無い中小の開発会社の物件を買ったりすると、完成が遅れたり、途中で工事が止まってしまう様なリスクもあります。
キャピタルゲイン税
2014年よりキャピタルゲイン税が、5年以内保有不動産売却益に30%、6年以上保有の場合5%となっています。
キャピタルゲイン税は不動産市場の動向により今後も変動すると思われます。
エリア&周辺環境ほかの事前チェック
マレーシアの不動産は、投資/居住ともに非常に活発な動きが続いており、好条件の物件は、動きが大変早くあっという間に完売のケースも珍しくありません。判断&行動が遅いと、チャンスを逃す恐れがあるのは事実ですが、良い話や情報だけに振り回されるのではなく、リスクや将来性も出来る限り把握した上で、ご判断される事をお勧めいたします。
特にクアラルンプールでは、人気の居住エリアが広範囲に分散しているため、各エリアの特徴や環境をご自身の目でチェックされた方が良いと思います。
クアラルンプールで人気の居住エリアは、モントキアラ、サウジャナ、タマンデサ、タマンセプテ、アンパン、TDDI/コタ・ダマンサラ等...数多くありますが、現地で2~3日の時間があれば、凡そのエリアの雰囲気や特色は掴めると思いますので、可能な方は事前に下見をされご覧になっておくと、その後の判断がしやすくなると思います。
エリアの立地や環境はもちろん、将来の都市計画(鉄道の新駅や周辺開発)や周辺インフラを含めた利便性のチェックは怠らない方が良いです。
投資目的であっても、ご自身が将来住みたいと思えるような
目線で、選択されますことをお勧めします。
コンドミニアムの購入・投資について
日本のマンションに相当する住宅で、住宅地の地目の上に建てられたものがコンドミニアム、商業用地の上に建てられたものをサービスアパートと呼びます。
実質的にはサービスアパートメントとコンドミニアムは同じです。
現地ではプレビルト方式と言われる、建設前の段階で物件を購入するのが一般的です。3~4年後に完成する物件に対して、工事状況に合わせて段階的に支払い(ローン)が発生していく方式になります。
サイズは1ベッド(ルーム)、2ベッド、3ベッド、4ベッド以上と様々ですが、一般的に1ベッドで40-100㎡、2ベッドで60-120㎡、3ベットで80-200㎡、4ベッドで200-500㎡と日本に比べかなり広いといえます。
マレーシアのコンドミニアムは、プール、ジム、24時間体制の警備、中にはテニスコートも完備しているものもあり、設備は立派です。特に常夏の気候の為、プールは年中利用し重要な施設となります。
セキュリテイ上、戸建てよりコンドミニアムの方が安心なので、日本人や他の外国人にはコンドミニアムが適していると言えます。
コンドミニアムに投資をした場合の表面利回りは、状況や経済環境により変わりますが、一般的に5%前後と言われています。
世界中の投資家からも注目を集めているマレーシア不動産ですが、ここ最近の人気にともない多くの現地業者が新規に参入してきております。
日本と比べ魅力が多い市場となっていますが、リスクがゼロという事ではありませんので 、確かな情報を入手し、足元がしっかりした現地業者/開発会社を選択することが大切です。